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みる会とは?
What is mirukai?
「みること」とはなんだろう?また、私たちはどのようなプロセスを経て、ものごとをみているのだろうか。自分の脳内にある偏見のコレクション(注¹)から都合の良い解釈を探し出し、対象物にぶつけているかもしれない。ただ動物的本能によって、対象物の発するサインを受動的に見ているかもしれない。そもそもみているようで、みていないのかもしれない。
世界で起こる社会問題や身の回りで起こる何気ないことですら、私たちは関心を持ってみていない。気づけばすぐに忘却の彼方へと行ってしまう。そうだとするならば、芸術というものをどのように見ていくべきなのだろう?
<み>る会は「様々な媒体の作家が集まる場所」として2019年に発足されたグループである。「何を制作してもいい、コンセプトは統一しない」という信念を大前提として、互いに作品を<み>つつ、鋭い目で批評しあっている。
また、制作動機を話したり作業中の悩みを相談したり、趣味の音楽を紹介したり、ご飯を食べに行ったりと、気軽に会話できるスペースとしても機能し、ときには専門外の体験によって新たな知識・視点を獲得できることすらある。そういったあらゆる体験をメンバー達が肌で感じとりつつ、展示会場へ、社会へと拡げていくことこそが「みる会」の在り方である。
(注¹)アルベルト・アインシュタインの名言から「Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen. (常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクション)」
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